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大塚英志
大塚英志
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よみおおつかえいじ
誕生年1958
性別男
漫画原作者、評論家。
漫画原作者として『魍魎戦記MADARA』、『多重人格探偵サイコ』などを発表。前者はスーパーファミコンソフトとしてゲーム化され、後者は三池崇史により映画化(OVA)された(後に同作品は自身により小説化もなされた)。
作品は一般にバイオレンスとグロテスクさに満ちている。評論『サブカルチャー反戦論』で試みられたように、サブカルチャーという限定されたジャンルの読者に向かって、多方面のジャンルの思考を取り入れようとする向きもあり、多岐に渡る解釈が求められる。
また、漫画やサブカルチャー、政治、文化等に関する評論家としても知られ、代表作に、『物語消費論』、『少女民俗学』、『戦後まんがの表現空間』、『「彼女たち」の連合赤軍』、『アトムの命題』、『憲法力――いかに政治のことばを取り戻すか』などがある。 戦後民主主義者、反戦論者と一貫して自認し、そのために保守系出版社で発表して来た論考を単行本化する際には、自分が懇意にしている出版社で発行するなど、ビジネスと思想を割りきって考えない傾向がある。悪く言えば思想の偏重だが、良く言えば思想を行動に移す評論家であるともいえよう。
筑波大学第一学群人文学類卒。東京都出身。