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4.66点(レビュー数:3人)

作者竹林月

巻数4巻 (完結)

連載誌FlexComixブラッド:2006年~ / ソフトバンク クリエイティブ

更新時刻 2009-11-25 06:39:22

あらすじ 東京から南に船で約30時間、小笠原諸島のさらに先にある孤島「琴古島(ことこじま)」にやってきた新任教師・渚青子。先生として、そして島の一員として、青子の新生活がスタートする。青い海と子供たち。南の島のふれあい物語。

備考 「月刊少年ブラッド」の休刊に伴い、ウェブコミック配信サイトである「FlexComixブラッド」に移籍。

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この漫画のレビュー

4点 FSSさん

<1巻のみの評価>

どこでも高評価なので試しに買ってみたが、個人的にはイマイチ。

基本的に前半はギャグやコメディで笑わせて、その後ちょっとした事件や事故といったシリアスなイベントを挟み、それを乗り越えて感動させる、という物語構成。

その構成やキャラ設定、絵柄などは、全体的に丁寧な仕事ではあるものの、良くも悪くも古典的というか、パターン化され過ぎていて、「ここで感動させよう」とか「ここで笑わせよう」という作者の計算が露骨に見えてしまうので、正直読んでいて興ざめしてしまった。その作者の計算のようなものが、本来ほのぼのとした脱力系であるべき今作から感じる「力み」でもあるように思う。無理して感動させようとし過ぎと言うか…。

また、やたらオーバーアクションが多いだけのギャグシーンもはっきり言ってセンスが古く、感覚的にはふた昔前くらいに感じるほど。そのせいで、一見、生き生きしているように見えるキャラも、実際は作者に「動かされている」という印象を受ける。

南の島という舞台自体は良く描けているが、やはりどうしても漫画の舞台としては狭さを感じ、登場人物も少ないので、起こるイベントに「広がり」や「意外性」が出ていない。

今後、どういう風に話を広げていくつもりなのかは分からないが、はっきり言って先が気にならないので、続巻を買おうとは思えなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-31 14:11:53] [修正:2007-12-31 14:11:53]

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