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6.8点(レビュー数:5人)

作者塩野干支郎次

巻数20巻 (連載中)

連載誌月刊ビッグガンガン:2004年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2009-11-25 06:40:46

あらすじ 20年前の闇の軍勢封印の時である。仲間を裏切り、虐殺し、勲章を奪った者たち…彼らは“七英雄”と称され、帝国の民の尊敬を集め、栄華の座に上りつめた。一方、簒脱の果てに虐殺された者たちの一人、青年剣士アシェリートは、妖精の血肉を食らい、生き延びる。そして容姿を少年に、名をケインツェルに変え、20年の時を経て、七英雄に復讐すべく旅に出る。最凶のダークファンタジー!

備考 前史に当たる第0巻も発売中。当初はヤングガンガン本誌で連載されていたが、途中で長期休載。その後、ビッグガンガンに移籍した。

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この漫画のレビュー

9点 パンダマンさん

 面白い。「巌窟王」とか復讐劇が好きな自分にはたまらないものがありました

 架空のファンタージー世界が舞台で、剣と魔法とドラゴンの定番も普通に出てきます。この3つが本格的に世界観に絡めてくるとファンタジー作品は血なまぐさいものになりますが、この血なまぐささが復讐劇とよくあっている。「ベルセルク」もそうだけどファンタジーと復讐劇は相性がいいのかな?
 まぁ自分は剣や魔法なんかよりもファンタジーで一番好きなのは壮大で美しい景色や大げさな仕掛けとか背景部分のほうに目がいくんですが、この作品はそんなポイントも逃しません。美しい景色や大げさなからくりが出て来て楽しませてくれます。

 物語も壮大でこっています。でも定番は外さないので話に安定感があります。例えば出てくる悪役が本当に下衆で憎たらしい。「よっ!待ってました!」と相づちを打ちたくなるくらい定番の悪役が出てきて本当に憎たらしく描かれている。それを主人公がバッサバッサと倒していくので単純だけど気持ちがいい。そうと思えば意外な展開に話が進んでいき話の先が気になります
 主人公は最強剣士で最高の鍛冶屋で、正義感の強い男の子のロマンがつまったようなキャラクターですが、これが意外と大味にならず気にならないのは作者のうまさを感じます

 久々によく練られた復讐劇を呼んで満足です

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-20 23:48:14] [修正:2010-02-20 23:48:14]

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