ホーム > 青年漫画 > 月刊コミックブレイド > タビと道づれ

6点(レビュー数:5人)

作者たなかのか

巻数6巻 (完結)

連載誌月刊コミックブレイド:2006年~ / マッグガーデン

更新時刻 2009-11-25 00:44:29

あらすじ 青春の微熱、憶えていますか?その街は同じ夏の一日を繰り返していた。その街はすべての路地が行く手を阻んでいた。閉塞した世界の中ですれ違う、孤独と逃避。あきらめといらだち。夢への羨望、そして恋心・・・。閉ざされた街の中で少女は閉ざした自分と向き合い、その手のひらにさまざまな想いを刻みこんでいく。その先に待つものは閉ざされた未来?それとも・・・?気鋭が贈る、海と坂と路地の街“緒道”を舞台に綴られる青春迷走リリカルファンタジードラマ、ここに開幕!

シェア
Check

この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

閉じた街は、同じ一日を繰り返す。 永遠に。

優しくて、おぼろげで、薄暗い中でほのかに輝くような叙情的な物語。
しかし癒しなどでは決してなく、毒や弱さも併せ持っています。
その不思議な世界観がどこか宮沢賢治を連想させる作品。 と言ったら褒めすぎか。

わかりづらい設定、会話のみによる説明の回りくどさ、序盤の低調さ、などから、
最初のうちは作品世界に溶け込むハードルが高めなのが残念。
その分、閉塞した世界の謎が明らかになっていく中盤以降の展開には目を見張るものがあります。

読後感がとても良いです。 ふと夜空を見上げてみたくなる作品の1つ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-21 01:19:35] [修正:2010-12-21 01:19:35]

タビと道づれと同じ作者の漫画

たなかのかの情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊コミックブレイドの情報をもっと見る