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7.5点(レビュー数:2人)

作者かとうひろし

巻数3巻 (完結)

連載誌月刊コロコロコミック:1996年~ / 小学館

更新時刻 2011-10-27 17:51:13

あらすじ 手のつけられない不良が集う博愛高校にOBの静大空が国語教師として赴任する。彼は赴任初日にケンカを売ってきた不良グループ魔鬼雨のリーダーで元野球部エースの山彦に、廃部になっていた野球部を再開させ甲子園を目指すことを宣言する。

備考 マンガ図書館Zで閲覧可能。

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この漫画のレビュー

10点 Leonさん

かとうひろしの高校野球漫画。
コロコロとは思えないレベルの高さに仰天した。
本作の魅力を箇条書きで簡潔に示そうと思う。

・絵
やや古臭さは否めないものの、画力自体はかなり高い。

・キャラクター
主人公の大空を筆頭に魅力的なキャラクターばかり。
「落ちこぼれでも生きる道がある」ということををかつての
クラスメイトに示そうとして前の学校を出たマフィア、
母親の再会を夢見て野球に打ち込んでいるミラクル、
病気の弟のために一生懸命努力するネズミ、
今年で廃校になるので死ぬ気で頑張る鳥校ナイン等々…、
これらの魅力的なキャラクターが織りなすストーリーは当然最高のものに仕上がっているでしょう。

・試合展開
試合数は少ないもののテンポよく無駄な引き伸ばしがない。
マフィアの野球に対する想いが伝わる聖エルモ戦、小学生相手にボロ負けした赤間が原ファイターズ戦、
その挫折から立ち直った1回戦、スパイデータを使ったものの博愛メンバーには通用せず実力戦となった鳥校戦、
どれも素晴らしいレベルに達しています。

・最終回
これが自分が本作に10点を付ける1番の理由です。
博愛野球部の優勝にこれまで大空達を馬鹿にしていた黒八木教頭が涙を流して喜ぶ姿もさることながら
ミラクルのお袋さんが成長した息子の姿を見て心の底から感動してたのも素晴らしかった。
また、博愛高校の生徒たちがガラガラの応援席に集まって応援するさまも感動しましたね。
最後に大空が試合終了後に立ち去るのもどこか寂しさを感じました。
打ち切りでもこれだけ素晴らしい最終回を描き上げたかとう先生には脱帽です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-20 22:17:07] [修正:2022-03-30 08:02:51]

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