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6点(レビュー数:6人)

作者ろびこ

巻数12巻 (連載中)

連載誌デザート:2008年~ / 講談社

更新時刻 2009-12-05 23:07:51

あらすじ 将来の夢は「年収一千万円」、勉強好きで他人になんか構いたくないという冷血少女・水谷雫(みずたに しずく)と、友達が欲しくてたまらないのに、後先考えず悪い奴相手にすぐ殴りかかってしまうため人付き合い初心者かつ超問題児な吉田春(よしだ はる)。同じクラスというだけで何の興味もなかったのに、停学となっていたハルにプリントを届けに行ったことがきっかけで、雫の日常は今までの人生と全く異なるものとなっていく。

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この漫画のレビュー

7点 とろっちさん

言うなれば、「君に届け」を変人だらけにしたような感じ。
そんな風に感じるのは自分だけかも。 いや、でもこっちもなかなか面白いですよ。

友達が欲しくてたまらない人、友達なんて全く必要ないと思っている人、
自然に誰とでも友達になれる人、こういう人たちが織り成すドタバタ要素の混じったお話。
テンポの良さと各キャラの絡みが楽しい作品です。
一応は青春恋愛ものなんですが、全くドキドキしません(良い意味で)。

ちょいとだけ気になったのが、友人グループの1人、ササヤンくん。
この作品は登場人物のキャラが立ちすぎていて、しかもみんな違う方向にベクトルが向いているため、
自由にやらせておくとカオス状態になって話の収集がつかなくなってしまいがち。
そこを修正して話をうまく前に進める役割を1人で担っているのがササヤンくんです。
彼は「女性から見た最高の男友達」を体現したキャラ。 男性作家には作れないようなキャラでしょうね。
彼が作品に都合よく動きすぎるっていうのもありますが、何かあまりにも無欲すぎるのか、
読んでいてどうもしっくりこないところがあったりします。
本当に良い奴なんですけどね。 何だか損な役回りでこき使われてるなあ。

あと、後付け設定でどんどん話のスケールを膨らませていくのは避けてほしいですね。
例えば「実は資産家の子供だった」とか等々、少女漫画のインフレとしてよくありがちなやつです。
現在の設定を熟成させていくだけでも十分面白いので、あまりそういう展開にはなってほしくないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-18 01:50:42] [修正:2011-01-18 01:56:10]

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