この漫画のレビュー
10点 臼井健士さん
「LaLa」の看板作品のひとつ・・・だったのだが、なんか作者が編集部と喧嘩して雑誌を飛び出してしまい、同じ白泉社発行の姉妹雑誌「メロディ」に移った。メロディのほうは棚から牡丹餅(笑)
それにしても息の長い作品。作中では中学3年生の後半部分しか描かれていないのに、巻数では軽く20巻を超えるほどの長期連載に。初期の頃は男の子2人の青春漫画といった感じだったのだが、「神様ヘルプ」辺りから現代社会に生きる子供たちの抱える(大人たちもか)様々な問題をもテーマに盛り込むようになった。
巻を重ねるごとに登場人物も増え、ちょっと描き分けができなくなっているような感じもしないでもない。人気も初期の頃はドラマ化なんかもされていたはずだが、最近は連載も中断していたりで停滞ぎみ。
ただ最終到達地点は「中学卒業」と判っているので、ようやくゴールが見えてきた。
コミックスの巻末オマケ漫画「主役っポイ!」も毎回面白いのだが、ひとつだけ疑問。
9巻に登場して平に告白した下級生・来須だけ「主役っポイ!」に全く出てきてない。
作者も存在を忘れているのでは?
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[投稿:2010-06-19 00:12:45] [修正:2010-06-19 00:12:45]