あらすじ 魔法学校を卒業した10歳の少年ネギ・スプリングフィールドは修行として、「日本で先生をすること」を命じられる。ネギが赴任した学校は麻帆良学園という巨大な学園都市だった。31人の女子生徒の担任に!
備考
2004年に12ヶ月連続でリリースされたキャラクターソングCDを皮切りにさまざまな形でメディアミックスされており、2005年と2006年にテレビアニメを2シリーズ、2006年にOVAを2作品、2007年に実写ドラマ化されている。また単行本23巻以降は初回限定版としてOAD(オリジナルアニメーションディスク)を同梱するスタイルが確立され、テレビアニメシリーズの続編が展開されている。
その他にも多数のキャラクターソングCDやテレビゲームがリリースされた。
2011年には劇場版アニメ化した。
この漫画のレビュー
8点 為亀さん
超編の終わる一歩手前まで読んでの感想です。
ものすごく惜しい作品ですね。エンターテイメント、少年誌という土台を崩さずにできるうちではかなり高いレベルの作品だと思います。
惜しいというのは超やねぎの行動や思想にあと一歩つめの甘いところがあって、その欠陥がその思想をひっくり返してしまいかねないくらい致命的だということです。
しかし、それらのつめの甘さを含めた話をしだすと、「ネギま」自体が少年誌だったりエンターテイメントだったりの枠からはずれてしまうでしょうから、善や悪について扱ったエンターテイメント作品の中ではこれで限界ギリギリというレベルまで高められた作品だとは思います。
エンターテイメントの枠から外れるというのは具体的にいうと、政治の話になったり経済の話になったり、懐疑的な善悪論になってしまったりするということです(ネギまの中で行われている懐疑は、僕らは本当に正しいか。であって正しいとはどういうことか。ではないから)。
「ネギま」で出された答えにはまだ反論の余地があります。しかし「ネギま」はその反論の余地を作り出した高いエンターテイメント性が故に、話の糸口や、哲学や社会矛盾に対して今まで興味の無かった人々の第一歩になる可能性を秘めていると思います。
そういう意味で、高い価値のある作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-04-19 23:20:21] [修正:2007-04-19 23:20:21]