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リバーズ・エッジ
作者:岡崎京子

雑誌:CUTiE

 レビュー全文  

8点  :とろっちさん 

River's Edge

「あたし達は何かを隠すためにお喋りをしてた」
「ずっと  何かを言わないですますために」
何かを隠すために人を傷つけ
何かを隠すために人を求める

完璧に1ミリの狂いもなく真っ直ぐ生きている人なんていない
みんな多かれ少なかれ必ずどこかズレている

誰がおかしいわけでもない  誰が悪いわけでもない
みんな少しずつズレているだけ

そのズレが偶発的に絡まり合って大きくなったとき、事件は起こる
でもそれは特別なことではない
現実なんてただそんなものなのだ

もう二度と交わることがないかもしれない直線
でも確かに彼らは出逢った
あの河のほとりで
河口にほど近く、広くゆっくりよどみ、臭い、 でも確かに海の匂いがする、あの河のほとりで

River's Edge
 
[ 2010-06-09 21:12:25]
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