玄米ブレード
作者:雷句誠
雑誌:短編集
レビュー全文
5点
:十歩神拳さん
漫画家、雷句誠の原点にして、この人の個性が凝縮されたタイトル。
表現は稚拙だし、絵もお世辞にも上手とは言えません。キャラクターの表情には柔軟さが無く、極端に喜怒哀楽を表しただけの数パターンしかありません(ババーンに至っては全部同じ顔です)。
しかし熱さはジュビロ先生に匹敵します。
魂がこもっています。
ギャグセンスも飛びぬけています(主にババーン)。
これらの面はこの頃から一級品だったし、それだけで本作には一読(特にババーンは必読)の価値があるでしょう。
例のガッシュ事件で雷句先生のこれらの持ち味まで消されてしまったことが残念でなりません。
[ 2010-05-11 13:27:17]
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