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ブッダ
作者:手塚治虫

雑誌:月刊コミックトム

 レビュー全文  

9点  :なぶさん 

叔母から小学校低学年時に借りて読んだ。
「生きるとは何か?」ということを本気で苦悩した人(釈迦)の生涯を描いた作品。
まさしく「物事の考え方が変わった」作品で、間違いなく人生に一番影響を与えた漫画だと思う。

詳細をきめ細かに覚えているわけではないのだけど、要約するならば「世界は全ての事象が繋がって形成されている」とか「世界に担う役割の前に人は皆平等」とかいうようなことが書かれていたような印象だ。
作品を読んで以降、公明正大なものの見方をするよう努めようと子供ながらに誓ったもんだった。

手塚氏は戦争を経験していることもあって現代に生きる者とは「死」のとらえ方がだいぶ違うのだと思う、リアルで生々しい「生」を描いている。
本質としては「火の鳥」も内容は同質で、両作品ともその感性が露骨に出た作品なんだと思う。

作品のジャンルも時代も何もかもが違うが、作品の哲学は「鋼の錬金術師」のそれが酷似している気がする
「全は一 一は全」とか「すべての事象は循環する」とか
[ 2014-01-18 10:10:02]
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