新吼えろペン
作者:島本和彦
雑誌:月刊サンデーGENE-X
レビュー全文
8点
:gundam22vさん
前作からと内容面は一緒。面白さの質は出来不出来が多少振り幅
が増した感じ。でも面白い話は業界の核心にシリーズ頂点で突っ込んで行く部分があり前作以上でした。前作からシリーズ通して藤田先生絡みの話はあんまり面白くなかったと思います。後述の傑作選でもほとんど除かれていてその通りだなと(からくりサーカスを知っていてもでしたから、知らない人にとっては余計にでしょうね)。
前作シリーズから見ている人にとって、前作最終話で死亡したかのようで、後味悪そうなヒーローというキャラのその後がちゃんと描かれているのは救いでした。ただ、今作最終回でそれまで否定して来たパクり行為を肯定することを編集から言い含められて、格好悪い炎尾燃で終わるのがなんか違うなあと思っていたら(話自体はそこそこ面白いが)、連載を止められた事情を含めて後に出版された傑作選で真最終回があり、そっちの方が相応しい出来かつ格好良い炎尾ですっきり終わるので納得でした。差し替えの事情も漫画で描かれていて、漫画界の業界の厳しさが本当に理解出来ます。値が張りますが傑作選まで含めての評価で長期渡って、それなりに安定して面白く、まずまず綺麗に終わった良シリーズだったと思います。
[ 2014-03-20 09:28:22]
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