黒博物館 スプリンガルド
作者:藤田和日郎
雑誌:モーニング
レビュー全文
7点
:chunya0816さん
私はこの作品を藤田和日郎《ワクチン》と位置付けている。
藤田和日郎という作者は、《エゴイスト》だ。
読者にガツンと言いたい事をストレートに訴える。
そのエゴが読者には響いたり、時には息苦しい時もある。
もちろんファンである私としても名作と謳われる“うしおととら”“からくりサーカス”を勧めたい。
しかし両作とも長編であるため、前述したエゴを受け入れる抗体が必要なのである。
そこで当作品スプリンガルド。
本作は短編であり、まるで1本の映画を見ているような感覚に陥る。
そこにはもちろん藤田節があるが、短くテンポもいいので息苦しく感じる間もなく読み終わる。
藤田ウイルスを受け入れる体が完成するのだ。
[ 2011-04-26 17:18:01]
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