アドルフに告ぐ
作者:手塚治虫
雑誌:週刊文春
レビュー全文
9点
:即身仏さん
人間の愚かさ・業の深さを描いた作品。
特に心に残ったのは、時代に翻弄されて周りの人間を傷つけてしまったアドルフ・カウフマンと(強制とはいえ)カウフマンがカミルの父親を殺した事を知り復讐の為にカウフマンの妻と子供を殺害し、同じ事をしてしまったアドルフ・カミルの決闘で、人間の業の深さを表現していると読んでいて思った。しかし、カウフマンを殺したカミルがカウフマンに対して哀悼の意をつぶやいたように、本当はこんな筈じゃなかったというを理解していた。それを見てもほんの少し救われた感じがするのです。
[ 2010-10-26 23:31:15]
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