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ノーマーク爆牌党
作者:片山まさゆき

雑誌:近代麻雀オリジナル

 レビュー全文  

8点  :アルゲマイネ原野さん 

「天」「天牌」等に並ぶ麻雀漫画の傑作。

最大の特徴として
麻雀における、それぞれの牌の打ち方を通した試合の流れ、いわゆる「闘牌」が
この漫画はとにかく素晴らしい

前半は破天荒な爆岡の活躍をコミカルに描いていますが、後半はいくぶんシリアスに、
努力の鉄壁が天才爆岡に何度も負けながらも諦めずに挑む様を王道ながら丁寧に作っています。
また八崎や茶柱など脇キャラも個性に従った麻雀がどれも生き生きとしています。
最終決戦は一巻以上費やし、何処を切っても見せ場の連続で非常に濃密。

ただあまりに凝りまくった麻雀描写なので爆牌など麻雀慣れていないと打ち手がどう凄いのか
うまく伝わらずやや敷居が高いかも。
また残念なのはこの作品が見切り発車でスタートした(作者談)ため、作品中での爆牌のメカニズムが
完全に説明できなかったことでしょうか。
ただどのシーンも、麻雀漫画のキモと言えるオカルティな要素を多分に含みながら
十二分に説得力があるのであまり気にはならなかったですが。
麻雀好きにはぜひお勧めの作品。
[ 2009-06-19 00:21:03]
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