緋が走る
作者:あおきてつお
雑誌:スーパージャンプ
レビュー全文
6点
:朔太さん
若い女性陶芸家の奮闘記です。
最終的には15巻と長編となりましたが、主人公美咲さんの「緋」に対する
執念や熱意が終始一貫して物語の中心にあって、分かりやすいです。
一方、陶芸の奥深さが簡単には理解できないので、蘊蓄なんかはつい
読み飛ばしてしまいます。
また、料理漫画などに出てくるような陳腐な陶芸対決がところどころに
出てきて、作品の質を落とした感があります。
迷走しながらも、最終巻近くなると急速高温加熱の可能な窯や、土の秘密など
必要要素が出そろってくる辺りは、納得性が高いものでした。
後の時代に、実在の女性陶芸家をモデルにした朝ドラがありましたが、
本作品とも同じ人物をモチーフにしたドラマだったのかな、と邪推しております。少しお疲れ感はあっても、読後感は悪くない作品でした。
[ 2025-04-12 09:09:03]
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