ヒカルの碁
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
9点
:ぷたりうさん
すごい!ジャンプ系マンガはあまり読んだことがなく、読んでもレビューを書きたいと思ったことはなかったけど、これにはやられた。
ヒカルの個人的な成長物語が、囲碁という文化そのもの、つまり、一人一人が真剣に取り組むことで次世代を継承する歴史的営みのなかに上手く埋め込まれていて感動的でした。
それに、マンガとしての読みやすさ、キャラのかわいさ、おもしろさ。
とにかく、登場人物全員がサイを筆頭にすべて勝負に対して真剣で誇り高く善人!すばらしい!悩み苦しみながらみんな一生懸命。ぜひぜひ、子どもに読ませたいPTA推奨マンガですね。
っていうと、なんかバカにしているようですが、本当に今まで読まなかったことが悔やまれる深いテーマを持った作品だと思います。
誰かも書いていたけど、これはほんとに囲碁の世界の文化的背景をよく理解している「大人」でないと書けない内容なんでしょうね。
こういう作品を読むことで子どもがまっとうな大人の世界に誘われて欲しいと老婆心ながら思ってしまう。
[ 2009-07-16 14:39:08]
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