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ヒカルの碁
作者:小畑健

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

7点  :kikiさん 

ただの囲碁を初心者からはじめてドンドン上手くなっていくだけの
話だと思ってました。が、読んで天才棋士がとりついて囲碁を主人公に
させていくだなんて意外な展開で面白かったです。
あと囲碁を全く知らなくても楽しめるのもよかったです。

普通に成長させるだけでなく、佐為の囲碁の力によって ライバルや
強い人々がヒカルに惹きつけられて混乱し、ヒカルの奥に隠れている
佐為を見出そうとするのが特にハラハラさせられました。

強くなっていくヒカルに対して存在感を失っていく佐為。
江戸時代みたいに囲碁によって貧乏から脱却できるという世の中じゃ
ないんだから(別に秀作がそういうワケじゃないですが)、佐為の
あやつり人形で囲碁をやる訳にはいかないし、結果ああなったのは
自然な流れで上手くプロット組んでるなと思いました。


ネタバレになりますが、佐為のいなくなり方もとてもよかったです。
盛り上がってお涙頂戴で消えていくのではなく、サラリと消えるだ
なんていいですよねぇ。
佐為編最終回と合わせて感動しました。

ただ残念なのは北斗杯編。
言いたいことはなんとなく分かるけど、あの結果にするんだったら
描かなくてもよかったのでは?と思ってしまいました。
いくら周りの人々が「あの結果だったけどヒカルは実力があって
強いんだ」って語っても実際の重要な場面でああだと意味ないような…。
スッキリさせて欲しかったです。
[ 2012-09-18 18:46:57]
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