ヒカルの碁
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
8点
:勾玉さん
この漫画が優れているのは、主人公の棋力の向上だけでなく
主人公ヒカルの精神的な成長も丁寧に描かれている点だと思う。
当初は浅はかな考えで囲碁を初め、無神経な言動で塔矢を怒らせたヒカル。
しかし、徐々に囲碁の世界に傾倒していき、ライバル達と切磋琢磨、
そしてある事象を契機に、傷心を経てさらに囲碁への姿勢に真摯になっていく…。
設定こそ平安時代の幽霊が出てくるファンタジーだが、
この一連の流れによる主人公の成長過程は、とても自然で説得力があった。
だからこそ惜しいのは、あの終わり方
敗北は勝利への布石であってほしかった、
あそこで終わってしまった意味が未だに見出せないでいる。
[ 2016-11-10 18:45:23]
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