プラネテス
作者:幸村誠
雑誌:モーニング
レビュー全文
10点
:dieseraieさん
この作者は漫画家には珍しいタイプだと思うのですが、文章力があるというか、魅せる文章を書くことのできる人だと思います。
他の漫画家で言うなら、岩明均と似た印象を受けました。
福本伸行も魅せる文章という意味では近いかもしれません。
ただ、画力は上記二人に較べるべくもありませんが。
流れ星に願い事をする理由など、シンプルながらも納得でき、かつ泣ける台詞が、これに限らず物語のいたる所で堪能できました。
八郎太が苦悩し成長しながらも、それを咀嚼し構築していく哲学を最後に言葉で表現するシーンは、それまでの物語の流れの中で得られるべくして得られた結論でした。
それが4巻という短さの中でも潔くすっきりした読了感を与えていると思います。
己を考えるきっかけと成り得る漫画です。是非オススメ。
[ 2007-09-29 02:44:50]
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