プラネテス
作者:幸村誠
雑誌:モーニング
レビュー全文
10点
:パンダマンさん
広大な宇宙と向き合うために、それぞれの姿勢で立ち向かう姿が描かれているSFマンガ
読者の目を広大な宇宙に向けさせて、自分と対話させようとする話の数々はかなり練り込まれていた
舞台は未来の宇宙でも、内容はチャリンコで坂を全力疾走で転げ落ちてるような漫画だった
作者の幸村誠は反骨精神剥き出しな、ロックンローラーのようなやつだ
漫画で全人類を幸せにしてやるっことを大真面目に考えてる大馬鹿野郎だ
でも、そういう大馬鹿野郎は大好きだ
どっちかっていうと、オレよりも年上の中年達のほうが、この10代の頃の熱病みたいなのに感化されるような漫画だと思う
一般向けそうで、この漫画は年上向けなのかも
人は苦痛を知らねば、幸福を知ることもできないとなんかで読んだ
どん底中のどん底を知らないで生きていこうとするほど、幸福は遠ざかる矛盾のなかに人間はある
でも、どうなんだ
どん底知らないと伝わらないのか
まぁ、愛があふれて愛マヒ中毒になってる日本で、今更愛なんて叫ぶなよっていう気もするが、漫画界で大真面目に叫んでるヤツがいても許される位の世の中ではあって欲しいね、ほんと
[ 2006-11-28 03:33:51]
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