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狼の口 ヴォルフスムント
作者:久慈光久

雑誌:ハルタ

 レビュー全文  

7点  :ジブリ好き!さん 

オムニバスとしてみればバッドエンドで残酷な話の集まりだが、一連の流れとしてみれば微かな希望の光が徐々に輝きを増していく話となる。

反乱分子が一切通行できないとされる関所、『狼の口(ヴォルフスムント)』
各話の主人公達もあの手この手で通行しようとするが、関所の主・ヴォルフラムの目は鋭い。
結果処刑。…となってしまうのだが、回を重ねるごとに綻びが見えていく。最初はあえなく処刑されるも、次は中で反抗し自害、そして満身創痍で父を失いながらも通り抜けたなど、主人公達の屍が決して無駄にならず、徐々に革命の火が灯され始めていく。
しかし同時に、綻びをしっかり自覚しているヴォルフラムの不敵な笑みも恐ろしい…

画も世界観にマッチしていて、続きが気になる一作です。
[ 2010-09-17 09:32:29]
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