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ぼくらのよあけ
作者:今井哲也

雑誌:月刊アフタヌーン

 レビュー全文  

8点  :jdf54jさん 

何か一つ抜きん出てる訳ではないが、間違いなく傑作。例えるなら
マッチ棒で作った五重の塔とでも言うか・・・カバー見れば
おわかりのとおり、当初から2巻で完結させる気だったと思われる。
導入はパッとしなかったが、序々に話を広げて、綺麗に畳んでいる。
登場人物一人一人が主人公のようで、話があっちこっち逸れるが
軸がぶれずに一つの主題に収束していく展開が心地良い。
SFと人間関係のいざこざの話が無理なく混ざっていると思う。

宇宙に憧れる男の子、地球に不時着した宇宙船、男の子の世話をする
AIロボが出会い、話は始まっていくのだが・・・
マンガ大賞はこういう作品こそ取り上げるべき。
どうせ2巻だけなので、ちょっとでも気になったら購入してみては。
作者は生真面目な人なんだろうなーと読んでて感じた。万人向けだが
万人向けによくある通俗的な感動作より2つ位上いってる。

[ 2012-04-13 23:52:41]
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