ハクメイとミコチ
作者:樫木拓人
雑誌:ハルタ
レビュー全文
7点
:鋼鉄くらげさん
この作品の良いところは、きちんと「小人の目線」を忘れないで物語を描いていることだと思っていて、例えば作品内に登場する木の実やブルーベリーがやたらと大きかったり、人間よりも大きい動植物がそこらじゅうに溢れていたり、竹筒を半分に割って湯船を作っていたりと、「小人の世界観だからこそできること」を存分に活かした物語づくりを行なっていることが、この作品の持つ魅力の一つだと自分は思っています。
アニメ化されなかった原作も結構あるので、アニメで作品に興味を持った人はぜひ原作も読んでみてほしいと思っています。特に、作品内で出てきた語句の説明というか、作品内で出てきた語句は、カタカナ表記だったのか漢字表記だったのか、漢字表記でもどういう漢字を使った語句だったのか。その理解を深めるだけでも、この作品の持つ世界観の奥深さを更に知ることが出来ると思っています。
ちなみに、自分のお気に入りは原作第2巻第13話の「卵の美容師」。ああいう、「その作品が持つ世界観でしか語ることが出来ない物語」みたいなものが自分は大好きです。
[ 2018-04-06 18:51:29]
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