「Junkist」さんのページ

設定はファンタジックなところはあれど、ひたすら現実的。
しかも暗く悲しくせつなく、汚く醜い。しかし、
それを力技で無理矢理笑いに昇華する凄まじいパワーを持った作品である。
登場人物は程度差はあるもののほぼ全員ろくでもなく、どうしようもない。
しかしそんな人物たちのかけ合いなどが、
どうしてもとてつもなく笑えるのである。この作品には
自分の感性が「負けた」という感覚がぴったりである。
見事に常識をねじ伏せて何もかもギャグにしている。
これはそうとうなものであろう。ギャグ漫画としては現在のものとしては
この作品を超えるものはほとんど無いのではないだろうか。

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[投稿:2010-10-26 06:17:48] [修正:2010-10-26 06:17:48]

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