ホーム > 不明 > アルファポリス > ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり

8点(レビュー数:3人)

作者竿尾悟

原作柳内たくみ

巻数7巻 (連載中)

連載誌アルファポリス:2011年~ / アルファポリス

更新時刻 2014-10-27 12:54:47

あらすじ 20××年8月、東京・銀座に突然開いた『門(ゲート)』からモンスターや中世ヨーロッパの騎士のような姿をした異世界の軍勢が出現、多数の民間人を殺傷した。これが所謂「銀座事件」である。 事件発生から7日後に敵勢力を撃退し異世界側の『門』を占拠した日本政府は、『門』の向こう側のファンタジー世界のような地を「特別地域」略して「特地」と呼び、その実態調査と事件の再発防止のために自衛隊を派遣、特地側の『門』を確保する。年期の入ったオタクであり、銀座事件での活躍(その動機は「このままだと夏の同人誌即売会が中止になってしまう!」というものだったが)により二等陸尉に昇進した伊丹耀司は偵察隊を率いて特地の奥深くへと進出し、そこで炎龍の被害を調査したことがきっかけで3人の美少女(魔法使い、ハイエルフ、亜神)と関わりを持つ。 銀座事件の当事者である「帝国」に対して日本政府は補償を求めるが、人権や国際法といった概念を持たない相手との交渉は難航し、『門』のこちら側でも自衛隊の「侵略」に対する反対運動や特地の権益を狙う他国からの干渉などが起きる。 一方、自衛隊の橋頭堡の近くにはドラゴンに襲われた村からの避難民たちが住み着き、自衛官たちとの交流を通じて日本(地球)の文明や文化が特地に広まっていく。

備考 同名のファンタジー小説を漫画化した物。

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この漫画のレビュー

8点 臼井健士さん

自衛隊が突如、東京の銀座に開いた異界からの軍隊と戦いつつ、異界と東京を結ぶ「門」をくぐって異界に侵攻し、多くの住民を助けていく。
過去作品で自衛隊が登場する作品は大体「過去へのタイムスリップ」ものだったように思う。
それだと、最初は強くて無敵の自衛隊も弾薬やガソリンが尽きると無力化してしまうという「弱体化」という問題が避けられず、終盤に失速する危険があった。

この作品は「門」で現在日本と繋がっているため、常に日本政府からのバックアップを受けて補給線が途切れないので主人公側の強さが続くのがいい。
敵側は中世的な軍隊・世界観のため「圧倒的な力を持つ龍」を除いては対抗しようがない。

作風としては「虐殺」「強姦」などの描写も出てくるので、そういった世界観の中に自衛隊員が同じ絵の中で並ぶのは本来違和感がある。
しかし、そんな世界観にあっても現地の民衆を助ける行為は「自衛隊の職務そのもの」であり、そういった行為の数々で人々から信頼を徐々に得ていくのは良い。

初巻はプロローグ的に「主要登場人物」が揃い、政治的な背景が語られる。原作は未読で不明だが、結構強引な冒頭の導入部だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 05:51:02] [修正:2016-02-06 05:51:02]

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