あらすじ
極限まで科学技術が発展した人類の引き起こした「火の7日間」と呼ばれる最終戦争により、文明が滅びた後の遠未来世界が舞台となる。人々は発掘される戦争以前のオーバーテクノロジーを利用しつつも、基本的には中世的な生活を送っている。腐海と呼ばれる、巨大な菌類・苔類・シダ類からなる森、そこに棲む蟲(むし)と呼ばれる巨大節足動物群。人々はそれらに脅え、あるいは畏れ敬いながら生きている。
主人公ナウシカは、腐海のほとりにある、辺境の小国「風の谷」の族長の娘である。本作品では腐海や蟲をも愛する心優しいナウシカが様々な人々と出会い、艱難辛苦を重ねて成長し、自らと世界の運命、そして世界の真実の姿に向き合い、受け入れていこうとする姿が描かれていく。
(wikipediaより)
この漫画のレビュー
10点 bavaroiさん
個人的には漫画史に残る傑作だと思う。
なにしろ描かれている世界の説得力がものすごい。
よくあれほど壮大な世界を構築したものだと思う。
現在の生活とはかけ離れた世界であるにもかかわらず、
その世界の恐ろしさが身に迫ってくる。
各登場人物も非常に魅力的。
映画版では割と単純な悪役に仕立てられていたクシャナが、
悲しい運命を背負った聡明な王女として描かれていて
私は彼女が大好きになった。
ほかの方が書いておられるように、ナウシカは確かに
ちょっときれいすぎるキャラクターな気がするが、
その分周囲の人物が人間的に見えて、
バランスとしては良かったと思う。
映画版しかご覧になっていない方々にはおすすめの一作。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-08-18 17:24:45] [修正:2009-08-18 17:27:55]