あらすじ
極限まで科学技術が発展した人類の引き起こした「火の7日間」と呼ばれる最終戦争により、文明が滅びた後の遠未来世界が舞台となる。人々は発掘される戦争以前のオーバーテクノロジーを利用しつつも、基本的には中世的な生活を送っている。腐海と呼ばれる、巨大な菌類・苔類・シダ類からなる森、そこに棲む蟲(むし)と呼ばれる巨大節足動物群。人々はそれらに脅え、あるいは畏れ敬いながら生きている。
主人公ナウシカは、腐海のほとりにある、辺境の小国「風の谷」の族長の娘である。本作品では腐海や蟲をも愛する心優しいナウシカが様々な人々と出会い、艱難辛苦を重ねて成長し、自らと世界の運命、そして世界の真実の姿に向き合い、受け入れていこうとする姿が描かれていく。
(wikipediaより)
この漫画のレビュー
9点 codyさん
映画のナウシカも好きだったけど、漫画を読んでからは、なんだか映画のストーリーがちゃっちく見えてしまいました。それほど、漫画は広いし深いし、そして難解です。
自分はだいたい30分くらいで単行本1巻を読むんですが、ナウシカ1巻読むのに1時間ぐらいかかってしまいました。いろんな登場人物がいろんなところでいろんなことをするので、誰がどこにいて何をしてるのか、ドルクとトルメキアがごちゃごちゃになったり、油断するとわけがわからなくなります。そのため、友達は最後まで読んでも何が何だかわからなかったと言っていました。
でも、そこを整理しながら、また、何回も読みながらある程度理解できたならば、必ず何か得るものがあると思います。自然環境のこと、文明の発達のこと、人間のエゴのこと、様々な主張がこの作品に含まれていると思います。それは宮崎駿が主張したかったことか、それとも何か別の考えなのか。それはかわかりませんが、何か考えてしまう、そんな漫画です。
先に言ったように、非常に難解な漫画なので、万民受けするような作品ではないかもしれませんが、ストーリー、構成、キャラクター、どれをとっても一級品なので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。そして考えてもらいたいです。
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[投稿:2010-01-22 17:06:49] [修正:2010-01-22 17:06:49]