あらすじ
極限まで科学技術が発展した人類の引き起こした「火の7日間」と呼ばれる最終戦争により、文明が滅びた後の遠未来世界が舞台となる。人々は発掘される戦争以前のオーバーテクノロジーを利用しつつも、基本的には中世的な生活を送っている。腐海と呼ばれる、巨大な菌類・苔類・シダ類からなる森、そこに棲む蟲(むし)と呼ばれる巨大節足動物群。人々はそれらに脅え、あるいは畏れ敬いながら生きている。
主人公ナウシカは、腐海のほとりにある、辺境の小国「風の谷」の族長の娘である。本作品では腐海や蟲をも愛する心優しいナウシカが様々な人々と出会い、艱難辛苦を重ねて成長し、自らと世界の運命、そして世界の真実の姿に向き合い、受け入れていこうとする姿が描かれていく。
(wikipediaより)
この漫画のレビュー
8点 igami3さん
漫画の筆者は、読者に対して何らかのメッセージを
伝えようとしている場合が多いが
この作品からはメッセージ性が非常に強く感じられ
駿さんの表現力には驚かされた
またストーリー構成も非常に上手く、画力も十分なので
漫画としては完成された作品の1つだと思う
しかし、メッセージ性が強すぎるのが逆に悪い点でもあった
これは好き嫌いではあると思うが…
駿さんは意見をしっかり持ちすぎている方で
この作品から読み取れるものは「こういう考え方・生き方もあるんだよ」
というささやかなメッセージではなく「こうあるべきだ!!」といった
駿さんの主張の押し付けのように感じられた
クライマックスのナウシカの力強い発言からは特に
また、エピローグで筆者自身も書いているが
語り足りないと思う部分も多く、疑問が残ることは多々あった
これが相まって、筆者の、悪く言えば“自己満足”に拍車がかかり
丁寧に作り上げられた世界観を100%活かしきれてないように思える
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-25 12:24:38] [修正:2010-02-25 12:26:23]