6.28点(レビュー数:7人)
作者鈴羅木かりん
原作竜騎士07
巻数4巻 (完結)
連載誌ガンガンパワード:2006年~ / スクウェア・エニックス
更新時刻 2009-11-25 06:38:45
あらすじ
ある日の部活動で圭一はレナと互角の戦いを演じ「近いうちに決着を付けよう」と約束する。
しかしレナの家庭では、妻と破局してから無気力状態に陥っていた父親が、興宮のキャバレーで働く間宮リナを家に上げるようになる。
レナは、自分が両親の破局を防げなかった後悔から父親に幸せになってほしいという思いと、自分の居場所が失われて行くことへの危機感の矛盾に悩まされていた。(wikipediaより)
備考
同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」を漫画化した物。
同作品の第6話目の表題。「解答編」としては第2話目。
この漫画のレビュー
8点 鋼鉄くらげさん
以前、「祟殺し」編を読んで、その後「鬼隠し」編、「綿流し」編と問題編の3部作を読んでみたのですが、どうにも自分の中ですっきりするものがなく、そこで解答編の一つである、この「罪滅し」編を読んでみました。
なるほど、そういう事か。と思いましたが、つまり、この作品は、一般的な推理小説のように、犯人が誰で、トリックがどうで、動機がどうとか、そういう話ではなく、ストーリー上の分岐点で枝分かれした樹形図の一つという訳です。
だから例えば、A君が枝分かれした交差点に立っていて、左の道を選んだから、A君は交通事故に遭った。よってA君は、右側の道に行けば交通事故には遭わなかった。そういうストーリーな訳です。そのため、両者は接したり、交差する事はあっても、重なる事はほとんど無いため、解の話はほとんど別物です。
そのため読者が行なう「推理」というのは、個別の話をどう捉えていくかではなく、この物語全体を支配する大きな謎を、様々なストーリーを通して解き明かしていく、という事ではないかと感じました。
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[投稿:2008-08-16 20:18:29] [修正:2008-08-16 20:18:29]