あらすじ
カムイは主人公である忍者、およびサブストーリーとして語られる狼の名前である。
大まかに分けて3つの話があり、
それぞれが並行して描かれていく。
?々掌曜詆椶砲茲蠍靴靴た畔?差別が行われていた時代。非人出身であったカムイはその身分制度のしがらみからの脱却を図り、公儀隠密の下忍となり、「夙のカムイ」の二つ名を持つ。しかしカムイは、日置領における任務遂行の結果として、徳川家康の出自についての秘密を発見してしまう。知るべからざる秘密を知ってしまったカムイは、以後仲間の公儀隠密らにより命を狙われることになり、止むにやまれず「抜け忍」となって、阿修羅の如き闘いの道を歩むことになるのだった・・・
?▲?ムイの姉ナナの夫となった下人の正助は仲間たちを指導して綿の栽培に着手し、土地の生産性を高めて百姓の生活を高めようとしたが、代官と結託したあくどい商人の妨害などにより頓挫させられる。これに対して正助たちは大一揆を起こそうとする・・・
??才色兼備で誠実な青年剣士、草加竜之進は日置藩の次席家老の嫡子である。若くして剣の腕が立ち周囲から前途有望と目されていたが、橘軍太夫との勢力争いのために家老である父の草加勘兵衛が失脚、一門すべて殲滅され失意に堕ちる。父の遺言に従い自らは脱藩し、浪人の身となり復讐の機を狙うが・・・
備考
のちに週刊少年サンデー、ビッグコミックに、続編『カムイ外伝』そしてその続編『カムイ伝 第二部』が描かれている。
2006年現在、いまだ未完である。カムイ伝は全三部作であると白土は述べている。しかも、既にこれほどのサーガが描かれながら真のテーマはまだ描かれていないとまで言及している。
この漫画のレビュー
8点 parkhabioさん
漫画というよりは、社会・歴史の教本の様な作品。
「火の鳥」を一つの時代に絞って、さらに、差別や封建制度・社会に対し、特定の思想を持って描いた感じ。
古い漫画なので万人受けかどうかは疑問だが、間違いなく漫画の歴史やカルチャーを作ったマイルストーンだし、白戸三平は漫画化の域を超えた「クリエイター」と言って良いだろう。
漫画にリアリティ(とゆーか、解説?)を取り入れる手法は、白戸作品の影響が大きいとか。
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[投稿:2010-06-01 18:06:08] [修正:2010-06-02 02:10:34]