ホーム > 不明 > SPA! > 孤独のグルメ

7.69点(レビュー数:23人)

作者谷口ジロー

原作久住昌之

巻数2巻 (未完終了)

連載誌SPA!:1994年~ / 扶桑社

更新時刻 2010-04-25 23:30:33

あらすじ 主人公・井之頭五郎は、食べる。それも、よくある街角の定食屋やラーメン屋で、ひたすら食べる。時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、彼はつかの間自分勝手になり、「自由」になる。孤独のグルメ―。それは、誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為だ。そして、この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の「癒し」といえるのである。

備考 一度完結し、長い間完結漫画として扱われてきたが、近年の孤独のグルメブームにより不定期連載ながら、雑誌「SPA!」にて連載が再開された。その後、作画担当の谷口ジローが死去したため、未完のまま終了した。

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この漫画のレビュー

8点 中華三振さん

海外に出張や留学等で長期間行かれる方は、是非これをもっていきましょう。そして、しばらく荷物のそこに詰めといて、現地生活に慣れたなーっと思ったら開いてみましょう。あら不思議。絶対に近所に和食レストランがないか探し始めますw(金魚屋古書店の受け売りですが)


物語は、中年の独身貴族のおっさんが、ただ飯を食って心の中で感想を垂れる。それだけです。

本当に、それだけなんです。誇張もなにもなしに。


なのに多くの人にこの漫画が愛されているのは、とにかく飯を食べる描写がリアルで、おいしそうであるということ。
メシが美味そうなアニメや漫画は、それだけでももう素晴らしいです。
また、食べるシーンだけでなく、主人公のゴローちゃんは入ったお店の雰囲気やそこにいる客や店員の様子等、五感を使って料理を堪能します。(ですので、料理はおいしそうでも店の雰囲気が悪く味が楽しめないといった描写もあったりします。非常にリアルです)

そして、主人公の渋い中年独身貴族のゴローちゃんが、たまにやらかす失敗や、心の中でのつぶやき。
もう渋すぎて惚れてしまいます。とりあえず焼肉食べるときはウォン!って言ってしまいます。心の中で。

さらに、作品中に登場するお店は、実際に存在しているお店ばかりです。少々昔の漫画なので、既に閉店してしまってる店などもあったりしますが、多くのお店は現存し、作中に出てくるメニューも存在します。
ネットで調べるとすぐにレビューサイトを見つけることができるので、運良く家の近くにある方などは是非一人で行ってみて”孤独のグルメ”を堪能してきてください。
(間違っても店主さんにアームロックかけたり、季節限定メニューをしつこく頼んじゃ駄目ですが)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-10 22:12:15] [修正:2010-09-10 22:33:10]

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