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6点(レビュー数:8人)

作者佐原ミズ

巻数5巻 (完結)

連載誌週刊コミックバンチ:2006年~ / 新潮社

更新時刻 2009-11-25 06:39:54

あらすじ 平々凡々とした毎日を送る青年・笠間正宗のもとに、恋人の訃報と一緒にやって来たのは、コハルと名乗る幼い女の子。少女は、亡き恋人の陽子が正宗に内緒で残していった忘れ形見であり、5歳になる彼の娘だった。自分に娘がいることをずっと知らずにいた正宗は事実に戸惑う。しかし大好きだった母親が愛した正宗と居たいと願うコハルの純粋な気持ちに触れ、一緒に暮らすことを決意する。そして、大切な人を失った親子の、昨日とは違った小さな新生活が始まる・・・。

備考 不定期連載。
2009年にテレビ朝日系列でテレビドラマ化。

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この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

絵がべらぼうに綺麗です。
作品に流れる、優しくて温かい時間と空気。
ところどころで琴線に触れる台詞やシーンがあったりして、特にコハルの頑張りにホロリとさせられます。
何ともコハルがかわいらしくていじらしいです。
時折見せるその物憂げな表情からいろいろな思いが伝わり、それがまた胸を熱くします。

それだけに、何か惜しい、もったいない、というのが正直な印象。
いいテーマを選んで、もっともっと面白くなっていく要素を多分に秘めた作品なのに、
自分の中でだけかもしれないですが、どうもしっくりこないんですよね。

その違和感がどこにあるのかと思ったのですが…。
正宗はまだ仕方ないとしても、コハルも、秋も、みんな大人の目線で考え、大人の都合の良い様に動き、
大人が納得できるような内容のことを喋っているような気がします。
全ての人がお互いをすごく大切に思い、尊重し、というのはいいのですが、
なんかそれが強調されすぎて、その描写があまり自然なものに感じられないんですね。
そこに違和感を感じたのかもしれません。
すごく綺麗な作品なのですが、あまりにも綺麗すぎます。

コハルはいつまでも自分を殺してないで、もっと感情をありのままに表現してほしいです。
正宗にずっと敬語なんか使ってないで。タラちゃんか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-17 22:34:19] [修正:2010-05-17 22:41:02]

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