あらすじ 西暦2029年。通信ネットワークに覆われ、膨大な情報が世界を駆け巡っている超高度情報化社会。しかし国家や民族、そして犯罪は依然として存在していた。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。
備考
単行本は「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」が1巻、「攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE」が2巻として発行。
上記単行本未収録作品を集めて、e-mangaという電子コミック(CD-ROM付属ブックレット)として
「攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER」が発行されている。これで計3冊。
2008年3月13日、講談社より「攻殻機動隊1.5」が純粋な単行本として発売された。内容はe-manga版と同一であり、設定資料などが追加されたもの。
その巻末で、作者自身により「続編はない」と記され、公式に完結となった。
この漫画のレビュー
9点 ジョッピさん
自分を漫画の世界に引きずり込んだ作品。
とにかく情報量が多い。漫画の枠外に沢山補足が書かれており、
最初は1ページ読むのに苦労した。
しかしながら、攻殻機動隊での独特の用語、世界観に慣れてくると、
それを読むのも億劫ではなくなった。元々SF好きであったことも
関係していると思う。
逆に、こういった内容を好まない人には、ただひたすら辛い作品か
もしれない。人を選ぶ作品であると思う。
それでも、漫画の常識を打ち破ったこの作品には、この点数をつけたい
と思う。この漫画が発売されたのは、まだコンピュータが世に一般的
になる前であるが、これだけ革新的な内容を描くことが出来たのは、
士郎正宗氏の先見の明に他ならない。
この素晴らしい作品を世の中に出してくれた氏には、本当に有難うと
言いたい。
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[投稿:2013-07-15 20:06:10] [修正:2013-07-15 20:06:10]