ホーム > 不明 > ネムキ > 栞と紙魚子の生首事件

6.66点(レビュー数:6人)

作者諸星大二郎

巻数1巻 (完結)

連載誌ネムキ:1995年~ / 朝日ソノラマ

更新時刻 2009-11-25 06:41:32

あらすじ 奇々怪々な人々が棲息し、摩訶不思議な事件が頻発する胃の頭町を舞台に、女子高生コンビの栞と紙魚子が大活躍!!
「栞と紙魚子」シリーズ第1集。

備考 2008年、第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
「栞と紙魚子の怪奇事件簿」として連続ドラマ化。

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この漫画のレビュー

7点 yosamu88さん

[ネタバレあり]


 諸星大二郎作品は「妖怪ハンター」からハマりまして、色々と読んでいるのですが、「栞と紙魚子」が、「手元に置いておきたい作品」としては一番好きかも知れません。

 異常な風景を「まぁ、いっか」の感覚で受け入れてしまうことの可笑しさ、それがすごくよく醸し出されている作品だと思うのです。

 インパクトでいえば、「暗黒神話」ラストシーンや、「妖怪ハンター」の鬼踊りやあんとく様などの方が強かったですが、短編としての出来の良さはこのシリーズ、特にこの「生首事件」あたりの初期を推したい気持ちにさせられます。

 「異常な日常」ものとしての佳作と感じますので、諸星大二郎未読の方には、自分はこれを薦めるようにしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-20 03:34:54] [修正:2013-08-20 03:34:54]

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