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5.31点(レビュー数:16人)

作者片岡人生

原作近藤一馬

巻数13巻 (完結)

連載誌月刊少年エース:2007年~ / 角川書店

更新時刻 2009-11-25 00:44:24

あらすじ 東京大震災から10年、疎開先の中学に通う五十嵐丸太もクラスメイト達と平凡な生活を送っていた。だがある日学校に「赤い男」が現われ、丸太の運命は一転することになる。無実の罪で死刑宣告された丸太は、完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に送致されることに…。

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この漫画のレビュー

8点 gundam22vさん

[ネタバレあり]

ここでは評価が低いけど自分は評価したい作品ですね。バトルの駆け引き要素は薄いですが、迫力と見やすさはありますし。話はテンポが良く、インパクトがある描写・展開もあり続きが気になりました。

絵は前作エウレカ以上に向上して相当に綺麗です。一気読みだからこそ様々な伏線の貼り方と回収には感心しました。大部分は綺麗に回収しているのではないかと。シロの正体判明が早すぎと思っていたら、彼女の由来と詳細にはなお捻りがありましたしね。ヒロインであるシロのかわいさと切なさが柱ですが、前半はかわいさで後半は切なさを上手く表現出来ていましたし。主人公の名前の伏線には一番驚きました。歪んだキャラが多かったと思いますが、大部分が理不尽な震災で不幸になった上実は冤罪だった(水名月はやり過ぎですが。彼女だけは父とカウンセラーを意味なく殺害しているので)という由来考えるとその過程にも一定の感情移入が可能でした。理不尽な現実と対峙するというテーマも一貫して描けていましたし、中盤くらいからは曲がりなりにも良い意味で少年漫画だったと思います。序盤に何がしたいのか見えにくかったこと、黒幕的人物が完全にキチガイだったところだけは擁護出来ませんが、変な引き伸ばしもなく綺麗に纏まった良作だったと思います。前作よりも心に残りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-29 22:07:23] [修正:2015-08-29 22:07:23]

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