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6.33点(レビュー数:15人)

作者岩代俊明

巻数16巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2008年~ / 集英社

更新時刻 2012-05-30 23:54:47

あらすじ トラブルシューターの真似事で小銭を稼ぐ高校生・夜科アゲハは、ある日『PSYREN』と書かれた赤いテレホンカードを手に入れる。そのテレカに五百万円の価値があると知ったアゲハはそれを売却しようと考えるも、同じテレカを持っていた幼なじみでクラスメートの雨宮桜子が失踪したことから、『PSYREN』が全国で頻発する失踪事件や、都市伝説の『秘密結社サイレン』に結びついていると考え、独自にサイレンのことを調べるようになる。サイレンと連絡をとる唯一の手段である赤いテレホンカードを使用するアゲハ。しかしその翌日から、謎の二人組に狙われるようになる。二人に襲われ絶体絶命の彼の前に、サイレンからの電話がかかってくる。

…そして次の瞬間、彼はこの世のものではない、一面の荒野の只中にいた。

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この漫画のレビュー

7点 オカシューさん

多くのマンガを読む中でちょくちょく出会うのがスロースターターの作品である。
出だしから中々盛り上がらない。物語が波に乗れてないというか。
しかしそれは逆に「後からぐんぐん面白くなったけどねっ!」という事も言いたい訳である。

つまりそれが「サイレン」なのである。

私的にエンジンのかかりが遅かった作品を挙げるならば「弱虫ペダル」「クレイモア」がそんな感じであった。
しかしそれでも2巻程読めばのめり込ませてくれた。

なのにこ奴は・・・この「サイレン」4巻ぐらいまで微妙だ。

完全に失敗していると思われるメガネっ子ヒロインとか色々言いたい事はあるが最大のネックはタイムスリップの設定を生かしきれずただのバトル物と化しちゃっていた事だ。4巻までは。
5巻以降はもう自信を持って「良い!」と言えるのだがそれにしても下積みが長すぎた。

多分最初から読んでいる人で見切りをつけた人もいるかもしれない。
でもそんな人こそ読み直して欲しい。「サイレン」はこんなに立派に成長しましたよ、と。
現在では子供キャラが成長して魅力も増大、タイムスリップ設定もバトルも生き生きと動き出している。 
ジャンプ3強と比較しても遜色ない、と思わせるほど盛り上がっているのです。パチパチパチ。

ちなみに難産だった1巻から4巻までを私が読み堪えられたのはあるマンガサイトのお薦め記事による。(残念ながら今回はここマンガレビューではない)
そのサイトのおかげで楽しみをこぼれ落とすことなくおいしくいただく事ができている。
そして私もこのレビューで誰かの胸のサイレンをかきならす事ができるかどうか。
この大器晩成、遅咲きの花を一度愛でていただきたい。

そんな事を思いつつジャンプ本誌を見たならば掲載順が最後・・・。
このクオリティでドベ争いとか、ジャンプって厳しいのう。
ヤバいのかな、面白くなってきているのに。まさか打ち切りってことは・・・。

しかし所詮実力の世界、それも良かろう。
崖っぷちから這い上がってこそ真の実力者なのだから。

どんな結果になろうとも私は最後まで読み続けるつもりだ。

「サイレン」

いろんな意味でドキドキする作品だぜ。




ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-26 01:07:57] [修正:2010-05-26 01:37:25]

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