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7.8点(レビュー数:5人)

作者むとうひろし

巻数31巻 (完結)

連載誌週刊漫画ゴラク:2005年~ / 日本文芸社

更新時刻 2009-11-25 00:44:56

あらすじ 平凡なサラリーマンがある日ある時、巻き込まれた生涯最大のトラブル。まさに人生、一寸先は闇、急転直下!! 伝説のヒットマン「二丁」の名を突然継ぐことになり、表と裏の二重生活を強いられることになった主人公に襲い掛かるプロの殺し屋たち。素人ヒットマンはピンチを乗り切れるのか!?

備考 2009年に武田真治主演で実写映画化された。

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この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

前半と後半とで評価が大きく異なる作品です。

前半では、一般人である営業マンが意に反して有名殺し屋の名を継ぐことになってしまい、
何とか生きのびていこうとする話がメインとなっています。
その根底にあるのが、殺し屋(ヒットマン)心得その1、「先に撃った方が勝ち」。
どんなに弱くても、どんなに素人でも、これなら相手を倒せます。
その心得を実践するために、ズル、不意打ち、心理戦、営業で培った口八丁など、
あらゆる手段を駆使するわけですが、そこまでの持っていき方が面白いです。
大人向け漫画なだけに、それなりに納得できるような説得力をも備えています。 良作。

対して後半は、当初の「営業マンの知識を殺し屋に応用して素人なりに戦う」から、
「営業マンと殺し屋との二重生活のギャップを楽しむ」ことに、作品がシフトしてしまっている気がします。
また、他の方も危惧しているように、「相手の弾は当たらないのに主人公の弾は当たる」ような
作品になってしまったことが何とも残念です。
主人公が(かなりの努力はしているようですが)たった1年で凄腕の殺し屋になってしまったことで、
前半の魅力がどこかに行ってしまいました。

とは言え、奥さんともう1人のヒロインとの三角関係とか、超一流の殺し屋との戦いとか、
戦略的な組織壊滅とか、前半には劣るかもしれませんが面白さは維持しています。
何より、この作品の良さは、愛着の持てるキャラクター達。
「B級アクション漫画ってこんな感じですよ」という教科書のような作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-08 21:09:14] [修正:2010-07-08 21:16:22]

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    総合点:9点

    レビュー数:1人

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