あらすじ 『喧嘩ラーメン』『食キング』『包丁無宿・勝負旅』と、料理グルメ作品を次々と発表してきた、食マンガの巨匠・土山しげるが究極の新食感劇画をモノにした! それが『喰いしん坊!』だ。主人公は、無芸大食、趣味は食べ歩き、というサラリーマン・大原満太郎。金欠の月末、「カツ丼10杯30分以内に完食したら一万円進呈」というチャレンジメニュー店にふらりと立ち寄ったところから物語は始まる。ルール仕立ての大食いに初めてチャレンジする満太郎、その店で遭遇した「プロフードファイター」を名乗るハンター錠ニに素質を見出されて……!?ページをめくるほどに掻き立てられる食欲! 狂おしいほどにこみ上げる満腹への渇望! 食マンガの名手が視覚に訴える脳内飢餓感増幅物質の魔力! 言っておこう、入院患者の方や食餌制限中の方にはこのマンガは毒である!そんな、本邦初の食欲増進劇画の第一弾、ここに出来! 熱いうちに、さあ、どうぞ!!
喰いしん坊!のレビュー
7点 朔太さん
大喰いプロファイターを主人公にしたお話。
今でこそ大喰いコンテストも毎週のように常設されてきており、
市民権を得た感がある。
この作品では、大喰い分野をプロスポーツ化を考える二団体が出てくるが、
大喰いもスポーツであると主張している。
健康を害する恐れがある大喰いをスポーツと認めないという主張には、
怪我などのリスクのないスポーツがあるのかと反論している。
なるほど、自身の体だけを使って、ルール内の制限内で他者と
競い合うのだから、スポーツとして承認できるかもしれぬと、感心した次第。
絵も見やすく、バトル全開のストーリー展開は、読みやすかった。
土山先生に合掌。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-05-18 09:26:58] [修正:2022-05-18 09:26:58] [このレビューのURL]
8点 gundam22vさん
長編なのにサクっと読めてしまって、漫画的ハッタリが効いて熱量があります。そこで押し切ってそうに見えますが、大食いを競技とした理論や駆け引きがあって(少年誌の「てんむす」よりも明らかに深い)、出てくる料理は美味しそうで、庶民的かつ種類が豊富で練られていました。最後ら辺は世界戦になってしまいまた大会かよという気持ちはありましたが、その試合も面白かったです(出来れば野試合や単発イベントに戻って欲しかったが。試合続きなので幕間な話も見たかった)。
現在漫画図書館Zにて合法に無料で読めます。大食いに嫌悪がなければおすすめの作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2018-06-25 19:20:53] [修正:2018-06-25 19:22:09] [このレビューのURL]
4点 大富豪ボックスさん
これを読むと大食い全盛期を思い出します。
女帝赤坂、皇帝岸、ドクター射手矢、ジャイアント白田、小林尊……
ちなみに私は新井和響が好きでした。
頭カラッポにして読んだらそこそこ面白い作品。
漫画ゴラク掲載作品なので凝った設定とか深いキャラは一切出てこない。
テンプレ設定に大食い要素を加えて、テンプレキャラとテンプレ展開で駆け抜けた漫画。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-09-02 03:12:30] [修正:2012-09-10 20:49:40] [このレビューのURL]
9点 スケフサさん
コロコロやボンボンみたいなノリが入っている様に感じた。
フードファイターの組織があるのだが、丹下フードファイターをTFFと言い、敵対する組織が大阪食い倒れフードファイターでOKFF。
TFFが正義的で、OKFFが悪者的。それはTFFはフードバトルの時でも料理を尊重し、正しく美味しく食べる。
OKFFは熱いものに氷を入れたり、ミキサーでぐちゃぐちゃにしたりしても、バトルに勝てばいいという「邪道食い」をするのだ。
そんな正義vs悪みたいな闘いが繰り広げられる・・・
土山先生はギャグで描いている訳ではないのだろうが、時おりおかしいノリがあって、賭博フードバトルをしている所や、悪食三兄弟なるキャラクターが出てきたりする。
でもそんな所がとてもおもしろかったです!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-23 13:37:23] [修正:2010-10-23 13:37:59] [このレビューのURL]