あらすじ
ブルブル振動!女子高生てんこ、ただいま電動ドリルに夢中!!
こだわる×つくる=楽しい!
ホームセンターを舞台とする、こっそり話題のハンドクラフト・コミック堂々登場!!
電動ドリル、ジグソー、オービタル・サンダー!! どうしようもなく動かしたくなる数々の電動工具が並ぶ、DIY(Do It Yourself=手づくり)の殿堂“ホームセンターTENCO”へようこそ!!!
備考
単行本の売上が伸び悩んだことにより、2010年2月に打ち切りが決定。その事を嘆いた作者がラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」にて漫画の新刊を買って欲しいという投稿をしたところ、その投稿が読まれた。これがきっかけとなりネット上で話題となった本作は、最終的には本来増刷されるケースではないのにも関わらず、1-4巻がそれぞれ1500部増刷された。
その後この一連の騒動は作者によって漫画化された。
http://p.booklog.jp/book/9867
この漫画のレビュー
8点 ITSUKIさん
すみません「ホームセンターてんこEX」の発売が決まった頃にようやく一連の騒動から存在を知りました。完全に後追いです。
「マガジンイーノ」といえば「Q.E.D証明終了」しか知りませんでした…まさにこの作品は「埋もれていた良作」だと思います。
読んでいてことごとくツボにはまりました。
まるっこくて読みやすい絵柄は少年向けにも見えますが、内容はどうみてもオッサンの描いた中年向け作品です。
工作漫画なのに主人公はドリルを持った天真爛漫な女子高生。
元気一杯で工作に関しても興味津津で、本来「お父さん」や「男子」が活躍するべきフィールドで主人公のてんこが活き活きとしている様はまさしくオヤジキラー(作中でもたびたび言われてます)。
更に時折挟まれるサービスカット。健全で全然エロくはないんですけど、欠かさず狙ってくるあたりがまたオヤジっぽい。
こんな女子高生いないよ って実際はちょっと思いますが^^;
キャラクターにも世界観にも毒が一切なく、「モノづくりって楽しいよね!」というシンプルなメッセージを存分に描かれています。
作中に出てくる工作を実際に作者が作ってHPで公開してるのも、リアリティを増してくれてます。なんとかしてDIYに興味を持ってもらおうっていう気概が伝わってきます。
工作部発足などで世界観が広がりを見せてきたあたりで打ち切りの方へ話が入っていってしまったのはなんとも残念です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-21 21:43:31] [修正:2010-11-21 21:43:31]