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6.28点(レビュー数:7人)

作者高野真之

巻数10巻 (完結)

連載誌イブニング:2004年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:28:11

あらすじ 小説家であり探偵でもある青年・クロエと、吸血鬼であるミサキが織り成す何気ない... 続きを表示>>

備考 元々同人誌で連作として発表されていた。後に『月刊コミック電撃大王』(アスキー... 続きを表示>>

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この漫画のレビュー

7点 とろっちさん

知的でしっとりと落ち着いた雰囲気の奥底に潜むある種の嗜好を強く感じる作品。

なんて回りくどく書きましたけど、はっきり言ってしまえば、ストイックな大人の主人公と
その主人公のことを猛烈に大好きな美少女吸血鬼が慎ましやかに一緒に暮らす物語です。

他の方のレビューにもあるように、3巻までは伏線張りまくりつつ柔らかくまったりとした雰囲気で、
4巻からはちょっとずつ回収作業に入りながらシリアスな展開も多くなってきます。
作品の雰囲気作りや演出はとても巧みで、コマ枠の外側が基本的に黒いところや、
時にはコマ割り自体を全く廃するなどして、独特の作風を作り出しています。

が、いくらそういう点でカモフラージュされていても、結局は主人公とヒロインとの関係を
どれだけ楽しめるかがこの作品を楽しめる鍵になりそうです。

ストーリーの本筋部分は良く練られていて素直に面白いと思えるのですが、なかなか先に進まず、
しかも掲載誌が変わって若干話が巻き戻った気もするので、何とか進めてほしいところです。
作者によると、連載前からラストのエピソードやエピローグは既に明確に決まっているそうで。
ただしどうも今の展開からすると悲劇的なラストにしか辿り着かなさそうなのですが、
「主人公(職業は作家)が書く物語はいつもハッピーエンド」という作中の言葉が
何らかの伏線になっているんじゃないかな、と期待したりもしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-08 01:04:34] [修正:2011-07-08 01:04:34]

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