ホーム > 少年漫画 > 週刊少年サンデー > きみのカケラ

4点(レビュー数:12人)

作者高橋しん

巻数9巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:2003年~ / 小学館

更新時刻 2010-11-10 23:29:30

あらすじ 王族の血をひく王女、イコロと謎の少年二人は戦族から逃れ、未知の世界を旅する。不安や期待や、さまざまな思いを抱きながらイコロは「太陽」を探したいと決意する。
少年とイコロの冒険が今、始まったのだった・・・

備考

シェア
Check

この漫画のレビュー

4点 dollboxさん

高橋しんは好きだけど、この作品はちょっとどうだろ?
高橋しんの魅力って、ふわっとした雰囲気でいろんな人間の姿を描けるところだと思ってるんですけど、この作品はそれが生かせていない気がしました。

展開もちょっとイマイチです。
巧く描けば名作に転換できる世界設定なんですけど、最初にほとんどそれを説明しちゃったもんだから、物語の中で「実は…」という部分を明かす展開にしかもっていけてないし、キャラクター中心の描写に頼るしかなくなってしまってます。

そのキャラクター描写もちょっとクドくて、常に泣いてたり笑いっぱなしだったりで読んでてしんどいものがありました。
その空気を明るくしようとギャグをたくさん盛り込んでいるも、どうも逆効果感が否めない。

なんて言うか、空回ってるような感じがする作品です。
作者のイメージでは「千と千尋の神隠し」+「風の谷のナウシカ」みたいなものを描きたかったのかもしれないが、それらは違うタイプの良さがあるものだと思うので、互いの良さを打ち消しあってるのではないでしょうか?

やはり高橋しんは、壮大な世界観より繊細な心理描写のほうが向いてる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-23 02:49:05] [修正:2006-02-23 02:49:05]

きみのカケラと同じ作者の漫画

高橋しんの情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年サンデーの情報をもっと見る