あらすじ
寛和三十二年、ヤマタノオロチ伝説息づく未来。
五十年に1度の特別な<天顕祭>の日が近づいていた。咲(さき)は身を隠し、声を潜めてオロチの魔手から必死に逃れようとしていた。鳶の若頭・真中(まなか)はそうとは知らず咲を雇い入れ、一緒に働いていた。
---身の廻りで起こる異変。そしてある日、忽然と消える咲。運命にひきずられるように真中はやがて天顕祭のおぞましい秘密に触れる---。
※サンクチュアリ出版 公式サイトより引用
備考
・この作品の主たるアイデアを思いついたのは、10年ほど前。
・2006年から2007年にかけて、「コミティア」などの創作系即売会で本編4冊、番外編1冊を発表。
・サンクチュアリ出版の編集者が作者に商業出版のオファーを出し、加筆修正をして2008年に出版。
この漫画のレビュー
5点 ITSUKIさん
「平成のナウシカ云々」の売り文句は自分も見た事がありました。
正直ナウシカ的要素は腐海的なのがでてくるだけです。
純和風ファンタジーという感じで、はじめて見る様な漫画でした。
筆や水彩の様なタッチで描かれる絵柄が独特な味をだしてます。
しかし、元々同人誌だったのと関連が深いかはわかりませんが、作者が自由に描いている為にページがいたずらに増えすぎて、長い印象を受けました。
独特の絵柄による表現の力強さは良いのですが、自分としては読みづらく感じる方が多く、本の分厚さもあって再読したくなる気持ちが沸いてきません。
何が起きているのかわかりづらかったせいもあり、ストーリーにもイマイチのめり込めませんでした。
他の漫画家にない独特な作品だとは思いますが、そこまでしか感じるものがありませんでした。(まぁ好みに合わなかったんですね・・)
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[投稿:2010-01-10 03:37:31] [修正:2010-01-10 03:37:31]