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6.57点(レビュー数:21人)

作者井上和郎

巻数8巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:2003年~ / 小学館

更新時刻 2010-11-10 23:37:36

あらすじ 「右手が恋人」だった沢村正治は、喧嘩はめっぽう強かったが、女の子にはまったくめぐまれない状態だった。ある日、右手を見ると手ではなく人形が・・・いや、生きた女の子がいた!
右手が恋人という奇妙な日々が始った。

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この漫画のレビュー

6点 FSSさん

「右手が恋人」というと奇抜な発想のように思えるけど、日常生活にパラサイトが入り込むという設定はよく見掛ける形式。寄生獣のミギーやド根性ガエルのピョン吉とか(笑)。

内容的にも笑いあり、涙あり、恋愛ありと、ごく普通のラブコメ。絵柄を含め基本的に丁寧な作品作りに好感は持てるものの、ギャグもエロスも恋愛ドラマも少年誌向けに無難なところで抑えてある内容には物足りなさを感じるのも確か。そのせいで漫画としていまいちハジけ切れずに終わってしまった感がある。

この辺の万人向けで無難な内容を読みやすいと取るか、物足りないと取るかは個人差があると思う。

実際、4〜5巻辺りからすでにネタ切れ気味で、無理やり話を作って、その「台本」に則ってキャラが動かされているような印象が強い。いわゆる「キャラが命を持って動いていない」状態。もはや右手が美鳥である必然性も薄くなっていた。

時折デフォルメされるキャラの可愛らしさやおマヌけな感じは好ましいものの、肝心のストーリーに勢いが足りず、失速していった印象を受ける。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-07 23:42:12] [修正:2008-04-07 23:42:12]

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