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6.92点(レビュー数:13人)

作者石井あゆみ

巻数19巻 (連載中)

連載誌ゲッサン:2009年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-27 19:38:50

あらすじ ごくごく普通の今どき高校生サブロー。そんなサブローがひょんなことから飛ばされたのは、なんと戦国時代! そう、彼はタイムスリップしてしまったのである。自分の人生に日本の歴史なんてこれっぽっちも関係ないと思っていたサブロー。そんな彼がこの時代で出会ったのは、あの織田信長であった。歴史上とは似ても似つかないほど病弱な信長に、更に驚くべき頼み事をされる。それは、信長とサブローが入れ替わることであった…乱世で生きることとなってしまった平成育ち信長の、奔放奮闘記!!

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この漫画のレビュー

8点 とろっちさん

現代の高校生がタイムスリップして過去へ行き、織田信長となって活躍する歴史もの。
これだけだとよくありがちな設定ですが、とにかく異色な作品。 でも面白い。

主人公のサブローは、歴史に全く無知で興味も無く、物事をあまり深く考えず、気分屋で物怖じせず、
説教と退屈と面倒くさいことが何より嫌い、という現代っ子の高校生。
そんな彼が過去へと飛ばされます。 何故か?はこの作品ではどうでもいいらしく、経緯はあっさりカット。
「織田信長の名前ぐらいは知っている」レベルの知識しかない彼が、「とりあえず自分が天下取らないと
歴史が変わっちゃうんで」ぐらいの決意で戦国の世を駆け抜けていくことになります。

本来なら、今さら信長の伝記なんて見飽きたし先が読めてるし、っていう感じかもしれないですが、
この作品は一味違います。 何が起こるのかさっぱりわからないです。
読み進めてやっとコンツェルト(協奏曲)の意味がわかる辺り、実に上手く作ってあると思います。
全体に漂うユルさと軽さが自分の中ではまりました。 さりげないギャグや所々の小ネタも良好。

良くも悪くも展開が異常に速いこの作品。 一般的な信長のイメージとは全く違う性格のサブロー信長が、
これから起こるであろうあんな事件やそんな事件をどう処理していくのか。
いろいろと細かい伏線もさりげなく張ってあったりして、とにかく先を読むのが楽しみな作品です。
ラストは夢オチ、なんていうのはやめてほしいなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-05-24 00:50:39] [修正:2011-05-24 00:50:39]

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