この漫画のレビュー
4点 鋼鉄くらげさん
名もなき島に閉じ込められた6人の少女たちが島の中で無人島生活を繰り広げる、なんていう今時ありがちな設定のこの作品なんですが、それにしても緊張感が無い。それもそのはず。島の住人達はリクエストさえすれば何でもどこからともなく物資が支給されるという厚遇ぶりで、生きていく上での苦労は何も無いというお気楽ご気楽な、その状況。つまりサバイバルというよりは何者かに飼い慣らされているといった方が正確の無人島生活です。
この物語のポイントは、誰が何のために彼女たちを「島」に閉じ込めているのか?
またこの「島」が存在する理由は何なのか?
こんなところだと思いますが、その結論が、実にショボい。
一応最終巻まで読みましたが、読んでがっかりな内容でした。ネタバレはしない主義なので直接的な事は書きませんが、例えて言うなら、どうやっても解けない知恵の輪を、力づくで解いてしまったかのような解決方法です。要するに反則です。そして「島」とは何なのかという問い掛けに対しての、物語が提示した結論なんですが、これがまた・・・。
まぁいずれにしても、色々な意味で残念な作品だと思います。
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[投稿:2012-01-13 22:28:57] [修正:2012-01-14 00:03:16]