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5.11点(レビュー数:9人)

作者柳原望

巻数10巻 (完結)

連載誌コミックフラッパー:2009年~ / メディアファクトリー

更新時刻 2010-07-10 12:06:38

あらすじ 博士号はとったものの、無職で大学の研究室に居る温巳(はるみ)は未来への見通しつかないまま日々を過ごす31歳。ある日、歳若い叔母の美哉が急逝し、12歳の従妹・久留里(くるり)を引き取る事に。他人に心を開かない久留里との共同生活。ふたりが近づくきっかけは「おべんとう」だった。少し(!?)ラブ入りハートフルおべんとうコメディ、軽やかにスタート。久留里のかわいさにクラクラです!!

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この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

周囲の評判がなかなか良かったので読んでみました。
何だか最近こういう設定の作品をよく目にするようになりましたね。
独身男性の主人公のところに女の子が転がり込んできて一緒に暮らすお話です。

久留里が「もふー」とか「はむー」とか言っちゃうので、まずはそういうのが苦手ではない人向け。
で、内容に関して言えば、話が進みそうでなかなか進まないです。
裏を返せば、このぬるま湯のような日常風景にこそこの作品の良さが込められているのでしょう。

この作品のポイントとなるのが、タイトルにもある「お弁当」。
簡単にパパッと素晴らしいものを作ってしまう一般の料理漫画とは違って、2人が頭を捻って工夫して、
時には豪華だったり、時には失敗したり、できた結果いかにも普通の弁当だったり。
基本は一話完結の話なので、当然ながらちゃんとその回のテーマ(食材)も盛り込まれています。

また、もう一つの特徴が「地理学」。 これがなかなか詳しく描かれていて結構面白いです。
研究の一環としてちょくちょく各地にフィールドワークに出かけ、研究がてらローカルな食材を楽しみ、
余った分を持ち帰って次の日の弁当のおかずにするなど、漫画としてもうまく連動しています。

弁当や日々の食事を介した家族の結びつきを描いた作品。
他の方のレビューにもあるように、無口で人見知りの激しい久留里がたどたどしいながらも
主人公に徐々に懐いていく様が微笑ましいです。 最近はちょっと懐きすぎですが。
個人的には大当たりではないものの外れでもなく、あったら何気なく読んでしまうような作品です。
こういうの好きな人はものすごく好きなんじゃないかなーという気がします。 悪い意味じゃなくて。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-30 01:00:59] [修正:2011-08-30 01:00:59]

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