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3.6点(レビュー数:5人)

作者高山しのぶ

巻数17巻 (連載中)

連載誌月刊ComicZERO-SUM:2004年~ / 一迅社

更新時刻 2009-11-25 06:29:36

あらすじ 課外授業で江戸時代の幕末の巡回展(日光江戸村のようなトコ)にきた主人公。すると、急に妖怪「鵺」に襲われる。そして江戸時代に迷い込む。ただ、それはタイムスリップではなく、その世界に閉じ込められたのだともう一人の現代からの者が言った。

備考 2008年にUHF局系およびAT-Xにてテレビアニメ化された。

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この漫画のレビュー

7点 hagisukeさん

これは、前半が主人公が“主人公に至る”までの物語だと感じました。
他の方が書かれているように、確かに主人公:鴇は優柔不断だテキトーだと、悪い意味での若者らしさが目立つ、少々イライラするキャラクターでした。

が、物語が進むにつれ、鴇がその世界を理解し、周囲の人々を理解し、そしてかつての恩人の言葉を理解して、ようやく“主人公らしく”なります。
「失いたくない」「失くした絆を取り戻したい」「自分は何が変わったかわからないけど、とりあえず、逃げ出さないだけの度胸はついた」

現実世界(近未来風)とバーチャル世界(史実の幕末に基づいてはいるが妖怪が存在する世界観)の時間軸が前触れもなしに入れ替わるので、そういった面での不親切さはあります。
が、一気に読むと不思議と一本の道が見えてくるものです。

1-4巻は前振り、
5-6巻は地盤固め、
7巻以降、ようやく物語が動き出したような気がします。
私も実際、いったん6巻くらいまで買って放置して、何気なく買った7巻からまた急いで集めました。
絵柄とガンガン系のストーリーが苦手でないなら、6巻までを突破できるかが評価の分かれ目かも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-05 15:12:23] [修正:2010-11-05 15:12:23]

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