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6点(レビュー数:4人)

作者日向なつお

巻数8巻 (完結)

連載誌Kiss:2009年~ / 講談社

更新時刻 2011-03-24 09:26:05

あらすじ 中学の時から突然神様が「見える」ようになった立花棗。神社が隣にある高校で入学初日に出会ったのは、「見えなくなった」神社の息子・藤島須佐とキャラの濃い地歴部一同。そして、その土地に根付く神様たち。神様たちのグチ聞き役になった棗の高校生活が始まって…。

備考 単行本4巻まで「ありをりはべり」の元になった「私と神様」(主人公の棗が中学生のときの物語)が1話ずつ収録。単行本5巻に、読み切り「おいてけぼりの棲処」収録。

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この漫画のレビュー

8点 橙木犀さん

四季の移ろいと身の回りの文化や歴史、そして優しく穏やかに(時に賑やかに)見守ってくれる八百万の神様たち。
そんな神様たちと個性豊かな地歴部員との温かくほのぼのとした日々を描く神道&高校部活漫画といったところでしょうか。
神様がきちんと「見える」のは(今のところ)主人公の棗(と、ある女の子と条件付きでもう一人)だけですが、地歴部の面々がそれぞれに土地の歴史や文化とそれにまつわる神々の存在を理解し、感じ、大切にしているので、異能者が主人公の作品にありがちな孤独や寂しさが全く感じられず、物語全体がとても優しい雰囲気に包まれているように思います。
日本の四季や地域それぞれの行事に込められた意味や想いの温かさに「日本ていいな」「人は決して一人じゃない」と語りかけられているように感じました。

4巻まで収録されている「私と神様」(シリーズ)も人間関係の大切さや言葉の持つ力の大きさを考えさせてくれる深くて素敵な物語ですが、5巻収録の「おいてけぼりの棲処(すみか)」は特にオススメ!登場キャラの可愛らしさや温かさにほっこり癒されます(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-04 18:00:18] [修正:2011-08-04 22:15:46]

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