ホーム > 少女漫画 > Kiss > 見かけの二重星

6点(レビュー数:2人)

作者つばな

巻数1巻 (完結)

連載誌Kiss:2010年~ / 講談社

更新時刻 2011-09-19 01:26:14

あらすじ 「その日もずっと私は私で、世界に一人だけの私だった。それが今、この世に二人いる!!」謎の天才のおかしな科学実験に巻き込まれて、二人に分裂した女子高生・綾子。戸惑いながらももう一人の自分と最初に共有したのは、急逝した姉の思い出だった。増えた心と失くした心、その先は―。気鋭つばなが紡ぐ消滅と再生の物語―22世紀に残したい作品。

備考 NHKFM「青春アドベンチャー」にてラジオドラマ化。

シェア
Check

見かけの二重星のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 torinokidさん

良作。ゆるい感じのSFマンガ。

物語自体はとても綺麗に纏まっており、
ストレスなく最後まで楽しんで読めた。

ちょっととぼけた感じの台詞回しも
なかなか良い味出してます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-05 17:59:26] [修正:2013-06-05 17:59:26] [このレビューのURL]

女子高生の綾子はある日、謎の天才科学者によって2人に分裂させられてしまう。
最初こそ戸惑うものの、この奇妙な状況を両親にだけ打ち明けるとあっさりと受け入れられる。
その後はうっかり学校に2人で行ってしまったり
片方が内緒で憧れの先輩とデートしたり
これまた2人に分裂した天才と元に戻る方法を探したり。
そうこうするうち次第に分身に対する疑問が生じてくる
どちらが本物で、どちらが偽物なのか…
物語全7話を前後に分けるならここまでが前半。

後半では、過去に戻ってしまった片割れの綾子が
起きた事実を変えることなく、死んでしまった姉を助けようとする。
分裂しても姉を思う気持ちは変わらなかったのだ。


綾子は姉の死を一度受け入れ、未来を変えようとする
そこには「過去の出来事は変えられない、パラドックスは起きない」という設定がある。
タイムリープモノとして珍しい設定にしたところが良かった。

逆に残念なのは2人の綾子についてはなんだかあっさりと決着がついてしまい、
最後の姉との再開も一瞬だったところ。
連載期間が長かったせいもあるのか、
後半のテンポが早くなってしまいさらにもったいない。


「普通は笑えないようなことも、フッて笑えてしまうように表現できたなら」。
作者の魅力全開の不思議で優しい物語。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-21 16:43:14] [修正:2012-07-21 17:52:08] [このレビューのURL]


見かけの二重星と同じ作者の漫画

つばなの情報をもっと見る

同年代の漫画

Kissの情報をもっと見る